Vanilla Letter

日々と読んだ本の感想の記録帖
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「またまた二人で泥棒を」E・W・ホーナング/著
またまた二人で泥棒を―ラッフルズとバニー〈2〉 (論創海外ミステリ)

「ラッフルズとバニー」シリーズの二作目。
一作目の最後で海の藻屑となったと思われたラッフルズが生還して、バニーとともに泥棒稼業を再開する作品となりました。

刑務所で刑期を終え、釈放されたバニーと、姿を変えてロンドンに戻ってきたラッフルズの再会と、二人がボーア戦争で兵士として戦うために南アフリカへと向かい、戦場でスパイの正体を曝くまでの話の流れでしたが、ラッフルズの泥棒としての手口は結構荒っぽかったりします。海に飛び込んだ後、ロンドンに帰ってくるまでの間も、イタリアで労働者として働いたり、マフィアに狙われたりと、波瀾万丈。あまり紳士的とはいえないような苦境に陥ったりします。
盗みを働くにしても、近所の家に忍び込んだり、忍び込んだ家にかつての恋人がいて正体がばれたりと、面倒事が満載です。
そんなラッフルズに付き合ってあげているバニーはお人好しなのか、単に生活に刺激が欲しいだけなのか、よくわかりません。諸悪の根源は間違いなくラッフルズなのに、それに巻き込まれて怪我をしたり大変な目にあったり。しかも最後は戦場まで付き合っていくのですから、感心します。
二人は盗みに入る際、たまに黒マスクで顔を隠すだけで、変装らしい変装もしません。いくらラッフルズは容貌がかなり変わっているとはいえ、それで大丈夫なのだろうかと心配になりますが、今回は逮捕されることはありませんでした。ただし、戦場では正体がばれてしまいましたけれど。戦場だからちょっと目を瞑ってもらえたということなのか、スパイを捕まえたから見逃してもらえたのかは不明。
泥棒の仕事が雑で、失敗も多い二人ですけれど、どちらもスポーツ感覚で盗みを働いているのと、あまり世間でこそこそと生きているわけではないところが気持ち良かったりします。
* 本/作家名《は》行 *
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