2016.07.18 Monday

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2012.10.20 Saturday

「シャネル」藤本ひとみ

シャネル

先日、オドレイ・トトゥがシャネルを演じる映画「シャネル」をTVで見たのですが、後半からしか見ていないので、前半はどういう内容だったのだろうと気になり、読んでみました。DVDを借りてくるのではなく小説で読むあたりが自分らしいのですが、本だといつでもどこでも読めるというのが、DVDではなく本を選んでしまいます。

フランスのデザイナー、ココ・シャネルの物語。
母親の死をきっかけにして、父親によって姉と二人で孤児を受け入れている修道院が併設している寄宿学校に入れられ、その後デザイナーと成功していく話。
あらゆる機会を利用して貪欲にのし上がっていこうとする姿はバイタリティーに溢れているのですが、近くにいてもわたしは友人としては敬遠するタイプ。ただ、常に成功しているかといえばそうでもなく、自分をただしく理解できておらず、歌手になろうと足掻いている時代もあり、彼女の人生の紆余曲折が描かれていました。
戦争中、他店が閉めている間も店を開いておくことで、お洒落を楽しみたい女性に商品を提供したり、香水をつくったり、シャネルというブランドを作り上げた人だけあって、機会に恵まれた人だったのだということもわかります。
様々な恋愛を経験し、別れを経験し、それを時には利用しつつ、独身で人生の最後は仕事に捧げたような女性として綴られています。

ガブリエル・シャネルが亡くなっても、彼女が作り上げたシャネルというブランドは生き続けるのですが、時代の寵児になるというのは貪欲さがなければならないのだということを感じます。
同時に彼女は、彼女を理解してくれている人にも恵まれているのですから、シャネルというブランドは彼女ひとりの努力によってなりたっているわけではないことも感じます。

第二次世界大戦という、女性が社会進出していく過程で服飾という方面から影響を与えたデザイナーの物語といえるかもしれません。
彼女の服が爆発的に売れた時代が終わっても、最後まで精力的に仕事を続けた姿勢には感服します。
2010.01.23 Saturday

「ざ・ちぇんじ!」氷室冴子/著 集英社文庫コバルトシリーズ

ざ・ちぇんじ!〈前編〉―新釈とりかえばや物語 (1983年) (集英社文庫―コバルトシリーズ) ざ・ちぇんじ!〈後編〉―新釈とりかえばや物語 (1983年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)
《あらすじ》
姫なのだけれど男の格好をして育った綺羅君、男だけれど病弱で姫として育った綺羅姫。異母姉弟の二人は容姿がそっくりだけれど、性格は全く違う。年頃になり、綺羅の君は元服したいと父親に頼み込むが女であるからと当然ながら断られ、反抗して家出をするが・・・。
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2009.10.18 Sunday

「都会のトム&ソーヤ6 ぼくの家へおいで」はやみねかおる/著 講談社YA!ENTERTAINMENT

都会のトム&ソーヤ(6)≪ぼくの家へおいで≫ (YA!ENTERTAINMENT)
《あらすじ》
創也に誘われて家へ遊びに行くことになった内人。しかしそこは竜王グループが誇る強固で最新のセキュリティシステムに守られた要塞(のような家)だった上に、内人&創也VSセキュリティシステムに事態は展開し・・・。
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2009.04.16 Thursday

「ガリレオの苦悩」東野圭吾/著 文藝春秋

ガリレオの苦悩
《あらすじ》
女性の転落事件が発生。自殺かと思われていたが、他殺の可能性が出てきたため内海や草薙たちは捜査を始める。内海は犯人が何らかのトリックを使って、自分が被害者の部屋を去った後で死体をベランダから落としたのではないかと推理するが・・・。(「落下る」)
ガリレオシリーズの短編集。
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2009.04.10 Friday

「聖女の救済」東野圭吾/著 文藝春秋

聖女の救済
《あらすじ》
IT関連会社の社長が自宅で死亡した。妻は実家へ帰省中。発見者は妻の弟子の女性だった。死因が亜ヒ酸による中毒であることから、捜査本部が設置された。内海薫は被害者の妻を疑うが、草薙は否定的で・・・。
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2009.03.22 Sunday

「アイスクリン強し」畠中恵/著 講談社

アイスクリン強し
《あらすじ》
時代が明治になり、西洋洋菓子屋『風琴屋』を営む皆川真次郎は元武士の家に生まれ。居留地育ちの真次郎は、まだ珍しい外国の菓子を料理人から習った経験を生かし、西洋洋菓子屋としての道を進み始めたばかりだ。一方、幼なじみの長瀬は警官となり薄給ながら働き、友人達と『若様組』を名乗っていた。明治になり事業を成功させた成金となった父を持つ小泉沙羅は女学校に通っており・・・。

明治時代を舞台に、西洋菓子屋を始めた真次郎とその友人である巡査たち、そして幼なじみの沙羅が関わる日常のちょっとした事件の物語。
謎解きというほどの事件ではないことが多いのですが、明治時代の東京の町の光と陰と、かつて武士と呼ばれていた家に生まれた青年達が時代の移り変わりに翻弄されながらも、日々を過ごしていくというものでした。明治という時代の変化に対応できれば生き残ることができ、対応できなかった人々が貧しい暮らしを余儀なくされているというのが、文明開化の弊害だったようにも見えます。
まだまだ洋菓子なんて珍しい時代ではあったようですが、苦しいながらもそれなりに食べる物には困らない生活ができていた真次郎たちは、まだ恵まれていた方じゃないかなという感じです。和菓子はともかく、洋菓子は贅沢品の一つだと思いますし。
真次郎たちは新しい時代を築いていく先駆者として育っていきそうな雰囲気を漂わせつつ、という展開でした。最終的に沙羅が将来誰を選ぶのかが気になるところではありましたが、多分予想が外れることはないように思います。
2009.01.25 Sunday

「殺人の四重奏」藤本ひとみ/著 集英社

殺人の四重奏―クラシックミステリー
ブルボン王朝時代のフランスを舞台に、ルイ十四世の愛妾モンテスパン夫人に仕えることになった少女や、詐欺師の娘の話、貴族令嬢に成り代わろうとした少女や蝋人形職人の女性のそれぞれの物語。
王を取り巻くフランス貴族たちが主役なのですが、その栄華と裏側の闇といった感じでした。
王の寵愛を独占するために黒ミサを行ったり、貴族の夫を殺そうとする夫人がいたり、貴族令嬢になりすまして屋敷に入り込んだものの優雅なだけではなく食うか食われるかの世界であることを知ったり、と常に死と隣り合わせの世界です。
「王妃マリー・アントワネットの首」は蝋人形職人の話なので、殺人というか処刑の話なのですが、死体の首からデスマスクを取って蝋人形を作成する話でした。死に顔を使っているなら、かなり不気味な人形が出来るのも当然でしょうが、公開処刑が娯楽であった時代では死体のデスマスクを使って作った蝋人形を見るのも充分楽しめたのでしょう。最後は蝋人形がフランスではなくイギリスへ渡り、やがてイギリスで有名な観光地となるそもそもの始まりがフランスにあったのだと語られます。
ルイ十四世とルイ十六世の時代の物語ですが、四話中三話はルイ十四世の時代の話。
やはり華やかな時代といえば太陽王です。
貴族社会の表と裏の落差がとても面白く楽しめました。
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